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目的
年間 300本前後のマゴチの釣果実績から、マゴチ狙いの釣り人におすすめのマナティー 90 のカラーを紹介し、マゴチ狙いの釣り人のカラーのお悩みを解消します。
背景
オンスタックル社のマナティー 90 は、カラーバリエーションが多種多様です。そして、マナティーは、安い部類のワームではありません。たくさん購入することは躊躇することでしょう。しかし、そのカラー中にはマゴチには効果的ではないと考えられるカラーも存在します。そこで、マゴチ釣りで実績のあるカラーを厳選していくつかご紹介します。
必ず持って行く超おすすめカラー4選
MT-04 レッド/ ゴールド
あるシーズン湾岸エリアにおいてテスター陣の信頼度No.1カラーです。透明度の低い所でやたらと強いんです。シーバス、青物どちらでもOK!一体魚からは何に見えているのやら…。
オンスタックル社の公式 HP
通称赤金カラーは、マナティー製造元のオンスタックル社が公式で認める信頼度 No.1 カラーです。個人的な経験則からも、やっぱり MT-04 レッド/ ゴールドを一番信頼していますし、累計で圧倒的に購入・消費しているカラーです。無人島に行く際、もし「マナティー 1 種類のカラーだけ持っていけるとしたら?」と聞かれると、真っ先に疑う余地もなく赤金カラーを選択します。
この実験方法によって、ルアーフィッシングの好対象魚であるオオクチバス(通称ブラックバス)とブルーギルも色を識別できることがわかっている。明暗型の S 電位の記録からみると、これらの魚の眼は赤い色に感度がよいことが他の魚とちがう特徴である。ルアーの色を選択する際の参考にしていただきたい。
川村軍蔵(2011).『魚の行動習性を利用する 釣り入門 科学が明かした「水面下の生態」のすべて』.ブルーバックス
川村軍蔵氏の著書によると、ブラックバス等は、赤色のルアーの感度が良いとのこと。過去の実釣経験から個人的に「マゴチも、ブラックバスと同様に赤色のルアーへの感度が高い」と考えています。仙台湾で爆釣してる某 I 船長も基本的に赤色のワームで釣り続けています。
当然、赤金カラーは、常に釣れるわけではありません。しかし、どのカラーよりも、平均的にマゴチの反応率が高いです。圧倒的に高いと言っても過言ではありません。なので、ルアーマゴチをする際は、必ず赤金カラーを購入しましょう。
MT-Lumi6 ピンクルミノーバ
通称ピンクも非常にオススメです。ピンク系の中でも自分は MT-Lumi6 を使用することが多いです。総合的・平均的に考えると、赤金カラーが最も釣れるカラーであると結論付けています。しかし、状況によっては、赤金よりピンクの方が反応が良い時があります。おそらく、海が濁っていたり、暗かったりする際、赤金よりもピンクの方が目立ち、アピール力が高いのではないかと考えています。自分は、UV ライトに当てたりすることで、アピール力が高まる MT-Lumi6 ピンクルミノーバをよく使っていますが、MT-07 ピンクグリッターでも代替可能です。むしろ、後者の方が一般的なピンクカラーかと。個人的には、どちらを採用しても大差は無いのではないかと思います。
自分は、東京湾・鹿島灘・仙台湾でマゴチを釣ることが多いです。過去の経験から、ピンクは、どのエリアでも効果的でした。また、時間および状況を問わず、平均的にピンクは釣れます。赤金は一般的に日が出てから効果的と言われます。しかし、ピンクは暗い状況でも効きます。自分は、主に東京湾で 7:30 出船 8:00 ~ 8:30 釣り開始の船に乗ることが多いです。それゆえに、日の出前に釣る機会が少ないため「赤金とピンクのどちらかを持っていくとしたら?」と質問されると、赤金と答えます。一方、釣り開始時間が東京湾よりも早いエリアであれば、ピンクを選択します。赤金を凌ぐオールマイティーさを持ち合わせています。全く状況が分からない時は、とりあえず、ピンクを投げます。
最後にピンクの注意点です。ピンクはアピール力が高い反面、悪目立ちする可能性も否めません。なぜなら、ピンクカラーのベイト・その他の魚は、少ないからです。状況によっては、必要以上にアピール力が高く、見切られる可能性があるのではないかと思います。「今日はピンクが有効ではないなあ…」と感じる日も多々あります。アピール力が高いからと言って、ピンクカラーに固執せず、色んなカラーを試すことも時には重要です。
MT-06 ハゼ
湾岸シーバス・特に他のカラーでは食う所までいかない、みょ~にやる気のないヤツを食わすのには一番強いカラー。最近ではボトムワインドで抜群の釣果を出しています。
オンスタックル社の公式 HP
オンスタックル公式も認めるカラーです。自分だけではなく、周りの釣り客も当たらない状況で、投げると、自分だけ当たるという経験を何度かしています。赤金・ピンクとは違う目的で必ず持っていくカラーの一つです。
色んなカラーを試して、自分だけではなく周りも釣れてない時、ハゼカラーを投げると、1 ~ 3 投で当たる…みたいな経験を何度かしています。それらの成功体験から、いつしか絶対に持っていくカラーに昇格しました(笑)東京湾名物の餌釣りでは、サイマキエビの次にハゼが使用される事が多いです。周知の事実かと思いますが、マゴチはハゼが好物の一つです。当然、状況によっては、効果的なカラーでしょう。
MT-28 アカハゼ
アカキン・スパークルレッド・ハゼが圧倒的に釣れる印象があります。じゃあ、アカハゼも釣れるよね?という発想です。アカハゼは超釣れるカラーだと感じております。季節的要因なのか、まだ分からないですけど、調子が悪い時期もありつつ、1年間を通して1番釣果に繋がっているカラーです。入手し難い問題はありつつも、圧倒的に釣れるので、ネットショップを巡って必ず補充するようにしています。
個人的にはピンクカラーも信頼しているカラーなので、ピンクハゼがほしいなあ〜…。
超おすすめカラーに加えて持参すると安心!爆釣経験のあるカラー2選
MT-19 パールオレンジ
自分は勝手にキスカラーと思って使っています。もしかしたら、魚からすると、白カラーの方がキスに近いと感じているかもしれませんが(笑)
仙台湾で爆釣した経験があります。他のお客さんが、あまり釣れていない状況で、パールオレンジに変更したところ、自分だけバンバン当たる時間帯がありました。
1 日船に乗船し、1 日でマゴチ 24 本釣った日があります。その日は合計 10 本も、このパールオレンジで釣りました。マゴチに効くことは体感済みです。
MT-01 パールホワイト
ソルトの基本ともいえるカラー。濁りがきつい時や暗い時、シルエットをはっきり出したい時に有効。ことタチウオ狙いではかかせません。必ず持っておいて下さい。
オンスタックル社の公式 HP
無難な白カラーもオススメです。パールオレンジと同様に白カラー入れ食い状態になった時もあります。乗合船で隣の人が白カラーでバンバン当たってて、自分がなかなか当たらない状況がありました。すぐに真似して、白カラーを投げると 1 投目から当たって、その後も、連チャンしたことがあります。
無難なカラーですし、白カラーも持っていくと、心強いです。
もし持って行くなら鬼に金棒!実釣経験のあるカラー4選
個人的にまだ爆釣経験はありませんが、実釣経験のある+αの3選です。
MT-12 グリーン/ ゴールド
仙南サーフでよく見る当たりカラーの一つは、通称メロンメロン。緑カラーのジグ・ワームです。当然、緑色がいい日もあるんですよね。
実は、東京湾だと、あまり緑カラーは強くない印象です。シルバー緑系のカラーは釣れる時もありますが、あまり効かない印象です。一方、仙台湾は、MT-12 グリーン/ゴールド、緑金は、釣果を出しています。
ただ、爆釣と言えるほどの釣果は、まだ個人的には出せていないカラーなので、ここで掲載しています。
MT-K4 ケイムラ・オレンジ/ゴールドラメ
オレンジ/ゴールドラメも、マゴチが釣れた経験があります。オレンジカラーは、東京湾・仙台湾ではなく、鹿島沖で効く印象です。地元の人は、必ずと言って良い程、オレンジカラーを所持していますし、1 投目のカラーもオレンジカラーの人が多いです。やっぱり効くんでしょうね。
東京湾・仙台湾・鹿島沖の全ての場所で釣果に繋がった経験があります。特に鹿島沖では、釣れた経験が多いです。ただ、まだ爆釣経験は無いです。
オレンジカラーは、マゴチよりヒラメに効く気がするんですよね。
MT-15 クロキン
真昼間の濁り水や、なんだか暗い水の色の時に特効性あり!また、レッド / ゴールドより少しだけおとなしめのセッティングになりますので、濁り水パターンのローテーション用としても使い勝手がいいです。
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赤金のローテーションカラーとして使っています。感覚的に赤金が釣れそうな日に反応が悪く、水が濁っている時は、赤金の次に黒金を投げることがあります。
黒金で 3 本くらいぽんぽんぽーんと釣れた経験があります。一緒に釣りしてた釣り仲間も同時間帯に同じく黒金を投げていましたが、自分と同様に釣れていました。赤金を投げてみると、当たらない。不思議な日も経験したことがあります。
赤金ではなく黒金が効く黒金タイムは絶対に存在します。
MT-K14 ケイムラ・クリアブルピン
ジグでは定番のブルピンに立体的な光の反射と透過感を両立したカラーです。青物で使って頂きたいカラーのひとつです。
オンスタックル社の公式 HP
ケイムラ・クリアブルピンは実釣経験が無かったんですけど、現在では何本も釣果を出しています。館山港でオフショアマゴチ釣りをした際、結構、ベイトらしき集団がボコボコナブラ状態になっていました。そんな際に、このブルピンを投入したところ、何度も当たりが出ました。もしかしたら、ブルーバックでも同様の当たりは出たかもしれませんが、その時はブルピンに頼っていました。1軍ではないけど、釣れる体験をしたので、なるべく持ち込むようにしています。乗合船で一緒になったボトムワインダーにもお声がけした際も、このカラーは釣れると言ってる方がちらほらいます。
なぜか釣れた経験のないカラー 1選
MT-11 ブルーバック
小サバイメージのカラー。とはいえ、別にサバがベイトじゃなくてももちろん大丈夫です。今までのリアル系と比べるとしっかりシルエットが出る色合いですので、まだ暗い時間のクリアーウォーターにかなりお勧めです。
https://www.oz-tackle.jp/pdt/pdt01_manatee.html
メインエリアが他県と比べて海が汚い東京湾だからなのか、ボトムワインドに青系小魚カラーが動き的に合わないのか、未だにまだまだ理解しきれていない事が多いんですが、釣れたことがないです。
しかし、このカラーに似た色のスイミングワームでは釣果に繋がった経験があります。加えて、ダイソーの青銀カラーのシャッドテールワームでも、マゴチを釣ったことがあります。
マゴチを釣り上げた時に、青魚を口に加えた状態の時もありました。確実に青系のベイトにも関心があるはずなんですけど…。なぜか、ボトムワインドだと、結果が出てない…。
結論
- 個人的におすすめな最低限のマナティー 90 のカラーバリエーションは「MT-04 レッド/ ゴールド」「MT-Lumi6 ピンクルミノーバ」「MT-06 ハゼ」「MT-28 アカハゼ」の 4 カラーです。
- 過去の経験から「MT-04 レッド/ ゴールド」、「MT-06 ハゼ」および「MT-28 アカハゼ」の 3 色が最強カラーだと考えています。
- 現状、ブルー系はイメージよりも効かない印象。